京都・西陣。すぐお隣に喫茶「静香」があります。
「どりあん」の店内
天井まで隙間なくびっしりと貼られたタイルは、特注で焼いてもらったもの。
六曜社の入口のタイルを思い出します。
「どりあん」の歴史と店名の由来
1970年、大阪万博の年に開店しました。
初めはご兄弟で営業していたそうですが、現在はママおひとりで切り盛りしています。
「どりあん」と聞くとどうしても、強烈な臭いといわれる果物のドリアンを思い浮かべてしまいますが、実はその「ドリアン」が由来ではありません。
「ドリアン」はフランスの実際にある地名のことで、そこから名付けたそうです。たしかに入口の看板もトリコロールカラーでした。
開店当時、果物のドリアンはまだ日本に浸透していなかったのでその存在すら知らなかったそうです。今では通りすがりの小学生から「なんでどりあんなん?」と言われることもあるとママはすこし困った顔で笑っていました。
「どりあん」玉子トーストとブレンドコーヒー
トーストの切れ込みに美味しいスクランブルエッグが入っていて食べやすいかたち。
びっしり埋められた艶やかなタイルを眺めながらいただきました。
TEEROOMどりあん 店舗情報
【住所】京都府京都市上京区今出川通千本西入ル南上善寺町162
【定休日】日曜 【営業時間】朝~17時