岡山県倉敷市の工業地帯・水島地区というところにある喫茶店。
倉敷からは、車体が爽やかなローカル線・水島臨海鉄道に乗り、
栄駅で降りて、徒歩5分ほどのところにあります。
倉敷というと美観地区を思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、水島臨海鉄道沿線〜夜景が美しい水島コンビナート周辺にも昔ながらの喫茶店がたくさん。
また、近くにある水島商店街はレトロ&フォント好きにもおすすめです。
水島の猫
入る前からワクワクする「西洋乞食」の外観
「西洋乞食」はレンガ造りの二階建て
「ビッザとグラタンとコーヒーの店」と書かれた緑のテント屋根
外階段の手すりには車輪
入り口前の青いタイルとライト。
入る前からもう素敵。
日曜と祝日はお休みです。
薄暗い店内にアンティーク置物がたくさん
薄暗い店内にはアンティークのランプや時計が所狭しと飾られています。
入り口にはピンクの電話が置かれたテレフォンボックスもありました。
覗いてみると棚の中にも、昔のカメラや時計がぎっしりと詰まっています。
コーヒーミル、ランタン、蓄音機…
目がお店の明かりに慣れてくると、最初は暗くて分からなかった置物ひとつひとつを発見できてすごく楽しいです。
洋食屋さんの店先によく立ってるおじさまもいました。
店名「西洋乞食」の意味
調べてみると「西洋乞食」は、文明開化後の日本でブルジョアの子弟が遊学などで渡米する様子を称した言葉らしいです。
ちょっと怖い店名だと思っていましたが、本来はハイカラな言葉だったんですね!
薔薇のクリームソーダ(550円)
綺麗な青いソーダ水、
その上に咲く大輪の白薔薇…!
丁寧に作ってくださったママに感謝しながら、花びら1枚1枚を慎重にすくい、途中からはソーダ水と混ぜていただきました。
ソーダ水の他に、コーヒーやココアのフロートに薔薇を載せてもらうこともできるそうです。
少し不便な場所にありますが、アンティークに囲まれた異空間でいただく薔薇のクリームソーダは格別で、「西洋乞食」を目的に水島を訪れるだけでもその価値はあります。
他の方が食べていたランチやピザも美味しそうだったのでまたの機会に。
西洋乞食 店舗情報とアクセス
【住所】岡山県倉敷市水島西栄町12-27
【最寄り】水島臨海鉄道 栄駅
【定休日】日・祝
【営業時間】7:30~16:00
【公式サイト】http://www.geocities.jp/cafe_seiyoukojiki/